好奇心のはけ口

KindleUnlimitedのタイトルの中からおすすめを紹介するブログ

『贖罪の奏鳴曲』 御子柴礼司シリーズ ネタバレあり 

御子柴礼司シリーズ 贖罪の奏鳴曲

 

 

こんにちは。さとるです。

最近KindleUnlimitedのおすすめ本を紹介していますが、

今回も同様にKindleUnlimitedで見つけたこちらの小説を紹介します。

(2020年5月8日現在KindleUnlimited対象になっています。)

 

贖罪の奏鳴曲 御子柴礼司 (講談社文庫)

贖罪の奏鳴曲 御子柴礼司 (講談社文庫)

  • 作者:中山七里
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: Kindle版
 

 

ドラマ化もされているので、ご存じの方も多いかな?

超!おもろい、コレ。

 

元々僕はKindleUnlimitedで見つけた同じ作者の「護られなかった者たちへ」という小説を見てハマり、同じくKindleUnlimitedで無料で読めるということで、こちらの「贖罪の奏鳴曲」を読み始めました。

 

いやーーーーー

ほんっと面白かった!

 

ということで紹介させてもらいます。。

 

 

 

 

『贖罪の奏鳴曲』 御子柴礼司シリーズとは?

 

「御子柴礼司シリーズ」と明記されている通り、この「贖罪の奏鳴曲」という小説はシリーズ化された作品で御子柴礼司シリーズの記念すべき1作目です。

 

1作目:贖罪の奏鳴曲

2作目:追憶の夜想曲

3作目:恩讐の鎮魂曲

4作目:悪徳の輪舞曲

 

と今現在は4作目まで出ております。

 

御子柴礼司とは?

 

この御子柴礼司シリーズの主人公である御子柴礼司(みこしばれいじ)は一体どんな人なのでしょうか?

 

御子柴礼司は40代の弁護士です。

法曹界の中でも悪名を轟かせているいわゆる「悪徳弁護士」です。

 

地獄の沙汰もお金次第を地で行くスタイルで、どんなに困難な依頼もたちまち無罪や執行猶予にして勝利をもぎとるスタイルです。

 

小さな事務所を構えており、事務員の女性一人と御子柴礼司だけの小さな所帯です。

 

そんな特徴的な設定を持つ主人公御子柴礼司ですが、もう一つ大きな設定があります。

 

それは、御子柴礼司が14歳のころに

少年犯罪に手を染めた人間であるということ。

 

しかもその犯罪というのは、5歳の幼女をバラバラにし、各部位を町のあらゆるところに置くという非常に残忍極まるものです。

 

当時逮捕された御子柴礼司は関東医療少年院に送致されるが5年後に出所。

そして22歳のころに司法試験に一発合格します。

 

ちなみに出所後に本名を改名して今の御子柴礼司という名前にしています。

(元の名前は園部信一郎)

 

その後弁護士として着実にキャリアを築き上げていく御子柴礼司ですが、法曹界含め誰も御子柴礼司が元はかの有名な凶悪な少年犯罪者ということは知りません。

 

性格も冷徹極まる人間性で、裁判でも理論立てて検察を追い詰めます。

 

これが御子柴礼司の基本設定となります。

 

贖罪の奏鳴曲のあらすじ ※ネタバレありです

物語序盤でいきなり御子柴礼司がとある男性の死体を隠蔽するところから始まります。

 

時間は真夜中、天気は大雨。

 

誰もいない中、御子柴礼司はその死体の服を脱がせ自分の車のトランクへと運びます。

 

そして大雨の天気で流れのはやくなっている埼玉県入間川にその死体を投げ込み、

翌日通常通り御子柴礼司は自分の弁護士事務所へと出社します。

 

その死体は御子柴礼司が想定するよりも早く警察に発見され、

埼玉県警のベテラン刑事の渡瀬、そのパートナーの若手刑事の古手川が遺体の調査に乗り出します。

 

遺体が水死体だが事故死ではないことを見抜いた渡瀬は被害者の身元がフリーライターの加賀谷竜次という人間であることを知ります。

 

このフリーライターの加賀谷は特ダネをネタに相手を恐喝し金銭を享受するような評判の悪いライター。

 

この加賀谷が生前追いかけていたネタは、今世間を賑わせている保険金殺人「東條美津子の事件」。

渡瀬と古手川は加賀谷の事件を探るために加賀谷が通っていた東條製材所へ向かう。

 

そこで渡瀬と古手川は東條美津子の弁護士である御子柴礼司と対面するのであった。

 

贖罪の奏鳴曲を読んだ感想 ※ネタバレあり

 

まず御子柴礼司の設定がやばい。

 

悪徳弁護士なんていう設定はよく見かけるが、主人公が凶悪犯罪者、しかもあまり想像もしたくないような残忍な事件の犯人であること。

 

しかもいきなり冒頭から御子柴礼司が死体隠蔽しているし(笑)

 

一体どんなストーリーなんだよ!

と思いました(笑)

 

もちろん隠蔽したのは御子柴礼司だが殺したのは別の人間である。

 

でも一通り読んでの感想を言うならば、この御子柴礼司はとても魅力のある主人公であるということ。

 

事件を起こし、少年院時代も贖罪の奏鳴曲でしっかり描かれていますが、

いかに今の御子柴礼司を作り上げたか、が丁寧に描かれています。

 

御子柴礼司が裁判で検察を遣り込めるさまも読んでいてスッキリしますし、

中山七里さんの作品ではお約束ですが、終盤のどんでん返しには毎回唸らされます。

 

かつて取り返しがつかないことをした御子柴礼司。

 

彼がどのように自分が起こした事件と向き合い、贖罪をしていくのか・・・。

 

この「贖罪の奏鳴曲」はそういった側面と合わせて事件が解決していく過程を楽しめる作品です。

 

御子柴礼司シリーズ3作目 『恩讐の鎮魂曲』ネタバレあり

御子柴礼司シリーズ3作目となる「恩讐の鎮魂曲」のあらすじを。

 

この恩讐の鎮魂曲のメインキャストは御子柴礼司の少年院時代の恩師の稲見教官。

 

1作目の「贖罪の奏鳴曲」にて稲見教官は御子柴礼司のことを探るためにやってきた刑事たちに応対する形で物語に登場します。

その時には老人ホームに入っており、御子柴礼司に犯罪の容疑の可能性があることを刑事から聞くと「それは絶対にあるはずがない」と言い張る稲見。

そこから稲見の回想により逮捕された14歳の御子柴礼司がどのように少年院で過ごしてきたのかが描かれています。

 

様々な要因はあったが、5歳児を殺害し全く反省もしない「モンスター」園部信一郎が、歪ながらも更生の道に至った大きなきっかけがこの稲見教官。

 

そして3作目の「恩讐の鎮魂曲」では物語序盤にてこの稲見教官が殺人容疑がかかっているのを御子柴礼司が知るところから始まります。

 

1作目でも描かれた通り稲見教官は今は介護施設にいます。

元々下半身不随で車いす生活ではありましたが、(御子柴礼司が原因である)

教官時代からの強い内面は維持したまま老人ホームでの生活を送っているはずでした。

 

しかしこの施設はとんだ環境であり、介護事務員による入所老人に対する虐待が横行している。

稲見が普段から敵対してやり合っている事務員とひと悶着あった時にかッとなって殺してしまったというのが事の発端。

 

御子柴礼司は何かのウソだと思い、既にほかの弁護人が担当しているところを強引に自分が稲見の担当になるように仕向けます。

 

あの強い教官だった稲見がそんな軽はずみに人を殺すわけがない。。。

 

稲見に接見するも、稲見は全ての罪を認めており、弁護士ようがない状態。

なぜあの稲見がそんな怒りだけで人を殺してしまうのか・・・。

 

そんな八方塞がりの状態から御子柴礼司は弁護活動を始めます。

 

 

実は僕はこの3作目を読む前に4作目の「悪徳の輪舞曲」を読んじゃったんですよね。

(同時に購入したんですけどね)

4作目のあらすじ見たら、御子柴礼司の妹が依頼人で実の母親を弁護するストーリーだったので我慢できずそちらから読んじゃいました。

 

で、4作目「悪徳の輪舞曲」を読むと既に懲役囚の稲見が登場したので、

「あーこの人捕まるんだ―」と思いました。

 

しかしそれでも3作目の恩讐の鎮魂曲は面白かった!!

 

なぜ、稲見教官が介護士を殺したのか。

その介護士が過去に行った罪。(法律的には無罪になった)

そしてその介護士が結果殺害した被害者の遺族がまさかのあの人・・・。

 

みたいな、雪だるま式に真実がバンバン出てくるので、「これぞ中山七里の真骨頂」てな感じの名作です。

 

稲見教官は最後まで稲見教官らしい・・・

それがゆえに無罪を勝ち取れなかったんだけどね。。。

稲見教官らしさが皮肉にも御子柴礼司の一番の誤算であったというのがねぇ・・・。

 

 

贖罪の奏鳴曲 ドラマ版

 

贖罪の奏鳴曲はドラマ化もされています。

(WOWOWとフジテレビで2回ドラマ化されている)

 

 

WOWOWは御子柴礼司役を三上博史。

フジテレビは要潤が演じています。

 

僕はどちらも見ていませんが、WOWOWの方はプライムビデオで見れるので、今度見ようと思います。

個人的にはWOWOWの方がしっかり作りこまれている印象ですし。

 

まとめ:御子柴礼司シリーズについて

 

とにかく今はKindleUnlimitedで無料で読めるので、KindleUnlimitedに入っている人は是非「贖罪の奏鳴曲」から読んでみてください~!

 

【こちらからKindleUnlimited30日間無料体験できます】

 

未加入の人も有料で買って読む価値のある作品なので是非!読んでほしいです!

 

 

 では!!